Sparkle of star

□7.星は教えてくれない
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・・・昼になった。


もう、普通に授業はあった。


あれから、間抜けな顔をしていた一樹を無視してあいてる席にすわった。


となりの人は、寝ていた




星は教えてくれない



「ん・・・」


あ、起きたみたいだ。


「あんた、誰?」


『あんたが誰だ』


人に名を聞く前に自分の名を名乗りなさいよ


「・・・神楽坂、四季。・・・階段に気をつけて」


そう言ってどっかに行ってしまった。


『え・・・聞いといてどっか行くのか。ってか階段って?』


ここは星詠み科だ。どーせみたんだろう・・・


あ、神楽坂って特待生とかだったっけ・・・しかも、先輩か?


ま、あたしに関係ないよね


とりあえず外にいこうと廊下に出て、曲がり、階段にさしかかった。


・・・階段に気をつけて歩こう。


―――――――――中庭


誰もいないところに行きたくて来たのは


昼寝には最適そうな中庭。


ほんとは、屋上庭園がよかったけど


人がたくさん居そうだったからやめた。


そういえば、特になにもなかったけど・・・


未来は変わったのかな?


『っあ!!』


未来を変えたら、変えた分だけの代償がある。


もしかしたら・・・


『あの人は大丈夫なの・・・かな?』


嫌なことしか、浮かばない頭の中にイラついて、


『早く行かなきゃっ!』


気づいたらかけだしていた。



(わたしなんかのために)
(未来なんて変えないでよ)


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