□寝てる………。おやすみ
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《ドーンっ》

学校で開催を示す花火が打ち上げられた。いよいよ今日は学校祭。
昨日からの準備で、普段の教室が一転お化け屋敷に模様替え。
まぁまぁそれなりの雰囲気はでてると思うんだけど…。

「になー着替え終わった?」

『う〜〜〜…………できたっ!
こんな感じでいいかなぁ…』

私はまぁ…例のお化け役で、今その衣装に着替えてたんだけど…なにこれ…
まさかの貞子?(笑)

「うわぁ……………にな怖っ」

茜の前に姿を現した私だけど、そんなに怖いかなぁ…
白いワンピースに少し青白く化粧した腕。髪はもともとそんなに長くないから、カツラをつけて髪を前にたらした。
あとちょっとボサボサにして(笑)

鏡見てみたい…………いや、やっぱりやだ!!!!

「ほんとだぁにな本物みたい〜」

えぇ〜〜〜…余計に怖いんですけど〜…

「にな、圭人くんにみせてきなよ」

「俺がなんだって?」

すると後ろから突然圭人が顔を出した。

『け、圭人…………。』

「にな、それ衣装?思ったより怖いね〜〜〜(笑)」

『そ、そんなに…?』

「きっと兄ちゃんたち来たらわかんないかもねーw」

なんか、凝視されてるんですが…
兄ちゃんたちがわからないのならそれでいいです…
光兄ちゃんとか…ゆうやんとか…うん。わかんなくていいや。

『圭人は呼び込みだからいいなぁ…』

「ん?あぁ、呼び込みねー。歩くから疲れそう…」

疲れそうって…あなた筋トレしてるでしょ…今日みたいな日に発揮するんじゃないんですか?(笑)

「ほらっにな、圭人くん。みんなあっちで集まるからいくよ」

振り返るとみんなが円陣を組もうとしていて、私たち3人もそれにまざった。


「絶対賞とるぞ〜〜〜〜!!!!!!」

「おー!!!」



こうしてついに学祭が始まった。




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