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□ありがと。みんなも…
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『圭人起きてー』
翌週の月曜日、完全復活した私はいつも通りみんなを起こしています。
「ん〜〜〜〜……………にな?」
『はーい。おはよ圭人』
うっすらと瞼をあげた寝起きのかわいい圭人に微笑み、他の兄弟たちをおこしに行った。
『みんなーーー!!!!!!朝だよー!!!』
いつもの大声を張り上げる作戦で起こすけど、今日も同じ奴らを起こさなきゃいけないなぁ…
「よぉ〜」
…あれ?今なんか凉介がいたような…
「になどしたの笑」
『りょりょりょ凉介!!!!!!!』
気のせいじゃなかった!!
あの凉介がとうとう自分で起きてきた!!
なに、最近凉介どうしたのっ!?
頭大丈夫!?
姉ちゃん心配だよー;;
「最近の俺すごくね?自分で起きてるし」
いや、凉介さん。
それが当たり前なんです。
『あ〜はいはい…なんにもすごくないからねぇ』
凉介をスルーして大貴兄ちゃんの部屋に行こうと思ったら突然、腕を捕まれた。
『…なにすんのよ放せ凉介』
「やだっていったら?」
怪しい笑みを浮かべてる凉介に寒気がした私は、凉介の足を思いっきり踏んづけて大貴兄ちゃんの部屋に行った。
「いってぇ!!!!!になのやつ…」
「凉介、ガキっぽいよ」
後ろから一部始終を見ていた侑李の黒い発言に凉介が固まったのは、私には知らないこと。
『大貴兄ちゃ〜〜〜〜〜ん』
やっとの事で部屋にたどり着いた私は、大貴兄ちゃんを起こすためにドアを開けた。
『だ、大貴兄ちゃん…!?』
私がびっくりしたのは、なんと自分から起きてる大貴兄ちゃんがいたから。
でもそのままぼーっとしてる。
『大貴兄ちゃん…?』
「っにな!?」
呼んでも反応ないから、肩をぽんって叩いたら急に我に返ったみたいで、私を見てびっくりしている。
「になっお前生きてるよな!?」
『…何言ってるの?私ちゃんと生きてるじゃん…ってなんかすごい汗だよ?』
急に肩を掴まれたと思ったらこの言葉。
なんか変な夢でも見たのかなぁ…
「あ、あぁ…なんか夢見たんだ」
やっぱりね…
『どんな夢?』
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