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□なに、これ…
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あれからしばらく大貴兄ちゃんの事まともに見れなくなってしまった。
大貴兄ちゃんすきなのに。
『はぁ〜、』
ごろん、とベッドで寝返りをうってみると、机の上に置いてある一通の手紙が目に入った。
『返事、しなきゃなんだよね…』
終業式の日に下駄箱に入ってたラブレター。もう一度、手にとって読んでみた。
てかさ、夏休み明けとか間あきすぎだよね……。どうやら隣のクラスらしいけど、あまり知らない…
それに、今彼氏とかいらない。
いたら兄ちゃんたちがうるさいし…
別にいなくたって兄ちゃん達いるし…
やっぱりなんだかんだで兄弟好きなんだよね、私。
答えは一つ。
コンコン
『はーい』
「になーご飯だよ」
『だ、大貴兄ちゃん!//』
入ってきたのはまさかの大貴兄ちゃん。
私は読んでたラブレターを咄嗟に後ろに隠す。
みられたかな…
「…?なんか、隠した?」
『べ、別に?』
「…そう、」
てかさ、大貴兄ちゃんがいるとやっぱり凄いドキドキするし…
早く行かないかな、←
「あのさ。」
『ん?』
「なんで、最近俺の事みないの?」
『……え?』
そんなの、ドキドキして大貴兄ちゃんまともにみれない!なんて言えるわけないでしょ!
「なんか寂しいんだけど。」
『うそ…』
「最近圭人ばっかりだし、もっとさ、俺に甘えろよ」
そう言ってわたしの頭をポンポンって叩いた。ダメだよ…もっと大貴兄ちゃんにドキドキしちゃうよ…
でも、寂しいって思ってくれるんだ…
言っていいのかな…
『あ、あのさ……』
「おぅ、」
『私………』
だめ、いざ言おうとすると、
怖くて言えない…兄妹なのにドキドキしちゃうとか…
「うん」
大貴兄ちゃん聞いてくれようとしてるのに、言い出せない…
「ゆっくりでいいから、な?」
ぎゅって手握って頭撫でてくれた。
ごめん…ごめんね、
言っちゃうから…
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