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□努力します。
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『涼介さ、なんであんなにご機嫌なの?』
部屋に戻って圭人のスペースに行き、クッションを膝の上に置いた。
「え?になが優しいからじゃない?」
ニヤっと変な笑みを浮かべてこっちを向いた圭人。
『だって涼介に貸し作っちゃったもん…』
それが一番悔しいんだよなぁ…
あのヨーヨー、まだ私の机のとこにあるんだよね。
なんか、気に入っちゃって…
「涼介って、なんだかんだでにな好きなんだよ。」
今度は私の横に座って話を続けた。
「涼介はさ、素直じゃないからつい喧嘩ごしになったり意地悪言ったりするんだと思うけど。」
『そうなのかなぁ…』
私はクッションに顔を埋めた。
考えてみれば、弟のくせにいつも意地悪だったりするけど、急に優しいところがあったりするんだよね。
「そうだと思うよ俺は。
になが俺と一緒にいると、になはわからないかもしれないけど、嫉妬してるような目してる」
『…そうなの?』
「うん。だからたまには涼介とも仲良くしたら?」
…初めて聞いた。てか気付かなかった…
何年も一緒に生活してきたのに。
やっぱり圭人はなんでもわかっちゃうのかな。
…みんなのことちゃんとみてるんだね。
『努力します。』
「ははっ。にならしいや。
あ、もうこんな時間だ。俺は寝るよ。になも早く寝なよ」
そういって2段ベッドの上へあがっていった。
私ももう寝よう…眠いや…
って思ってベッドに横になったけど、さっきの話が気になってなかなか寝付けない………
ようやく眠りについたのは、それから1時間たった後だった。
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