□どうしようかなぁw
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結局、圭人以外はハンバーグを全部食べてくれた。
ゆうやんと光兄ちゃんなんて、私が作ったやつだとわかったら新幹線並みの早さでたいらげちゃった。

部屋に戻るのは気まずいけど…でも私の部屋でもあるからなぁ…



『圭人、…なんでそんなに機嫌わるいの?』


「………」

無視ですか…
かなり機嫌悪いなぁ…。

『圭人!!』

「うるせぇんだよっ!!!!」

『っ!!!』

びっくりした…
机に向かってなにかやってると思ったら、バンッて思い切り叩いてこっちに向かってきた。…てか圭人近い…
ってそうじゃなくて!!!!

「さっきから圭人圭人うるせぇし、お前なんもわかってねぇの?」

『けいt「だいたい、」』

「お前のせいだって気付かないわけ?
どんだけバカなの?ってかそんな奴だったんだ。見損なった。なんで双子なの。」

これだけは聞きたくなかった…
圭人は私なんてどうでもいいんだ…

『…………圭人のばかぁ!!!!!!!!!』

気がついたら走ってた。
部屋を飛び出して玄関も飛び出して、雨の中ただ走り出していた。




















『圭人のばかぁ!!!!!!!!』

そう言ってになは部屋を出ていった。
なんだよ…あんな悲しそうな顔しやがって………

「なんだっどうかしたのかっ!?」

騒ぎを聞きつけた兄ちゃん達が部屋に駆け込んできた。

「あれ?になは?」

キョロキョロとになを探す大貴兄ちゃん。なんだよ…みんなになの味方なのかよ。

「でてった」

俺がそっけなく言うと一番怒りを露にしたのは、雄也兄ちゃんだった。あと光兄ちゃんも。

「圭人てめぇっ」


雄也兄ちゃんなんて俺の胸ぐらをつかんできた。それに驚いた大貴兄ちゃんは止めに入ってくれたけど、やっぱり怒ってる感じだった。

「とりあえず、にな探しにいくぞ。」

宏太兄ちゃんの声で一斉に玄関に向かっていった。
でもなぜか慧兄ちゃんだけはみんなが出ていったあと、こう言った。

「圭人。になが書いた手紙読んでみろ。絶対な。」

こう残して慧兄ちゃんも外に探しにいった。



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