□ありがと。みんなも…
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大貴兄ちゃんは、一回深呼吸してから静かに口を開いた。

「にな、笑うなよ?
…あのな、地球上で俺1人になった夢を見たんだ。学校帰っても誰もいなくて、外に出てもどこに行っても人なんていなかった…。」

大貴兄ちゃん…なんつー夢を見たんだ…

『笑うわけないじゃん。大丈夫、私はちゃんとここにいるし、みんなもちゃんといるよ。』

珍しく私が大貴兄ちゃんの頭を撫でた。
それに安心したのか大貴兄ちゃんの顔がなんだか明るくなってきた気がする。

「ありがと、にな。やっぱりお前いい子だな♪」

そう言って今度は、大貴兄ちゃんが頭を撫でてくれた。

「よし、下行こうぜ。」

『うんっ』

大貴兄ちゃんに言われて一緒に下に降りた。









《バタバタっ》

「「にな〜〜〜〜〜〜!!!」」

朝ごはんを食べていたら2階から私を呼ぶ叫び声が聞こえてきた。

と思ったら、シスコン1号2号のゆうやんと光兄ちゃんがリビングに飛び込んできた。

「なんで起こしてくんねぇの!?」

「そぉだよぉ!!仕事遅刻するじゃん…」

あ、そういやこの二人起こすの忘れてた。
まぁ、いいやww

『二人ともごめんね?』

必殺、上目+うる目(笑
これで大抵二人はノックアウト。

「いいよっ///(この目やばっ!!)」

「ま、まぁ起きない俺等も悪いし//(やべぇ超かわいい…)」

よしっ。さすがシスコン1号2号w
侑李とかには効かないんだけどね。
逆に侑李がやったら私がノックアウトされちゃう…私より何倍もかわいいもん、弟のくせに…

「になちゃんっ」

『えっ?』

「えっ?じゃないよ。学校行こうよ」

『あ、うん』

びっくりしたぁ…侑李が一緒に登校しようなんてあんまり言わないし、いつも圭人や大貴兄ちゃんと一緒にいくからなぁ…

「にな?なに考えてるの?w」

ぼーっと考えてたら凉介がぽんっと肩を叩いてきた。

『な、なんでもないよ学校いこー』

「怪しい〜」

そんな凉介の言葉をスルーして、今日は大貴兄ちゃん、圭人+三つ子と言う高校生組全員で登校することに。

これってある意味集団登校?(笑)




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