□ありがと。みんなも…
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「にしても、みんなで学校いくの珍しいよなー」

頭の上で手を組んでいる大貴兄ちゃんが空を見上げながら突然と口を開いた。
私も大貴兄ちゃんにつられて空を見た。
うんっ。今日はいい天気ー☆

『私、今日みんなと行きたかったからちょうどよかった!』

本当は、大貴兄ちゃんがあんな夢みたから寂しくならないようにみんなで学校行きたかったんだ。
結構さみしがり屋だからw

「なに、になにしては珍しいね。一緒に行きたいとか」

俺と行ったらいつも喧嘩になるのにー
なんて凉介言ってますが、気にしない気にしない。

『べ、別に良いじゃん。』

「あれ?にな顔が赤いよ?」

『っ凉介さっきからうるさいっ!!』

《バシッ》

あー今日も凉介の頭は良い音w

「いってぇ!!いつも叩くなっつってんだろっ!」

頭を押さえながら怒鳴ってる凉介。
別に怖くもなんともないし?

『だって叩きやすいんだもん(笑)』

うん、本当凉介って叩きやすい。

「俺は打楽器じゃねぇ!!!!」

…あれ?なんかどっかで聞いたことあるようなセリフが…まぁいっか。





なんてやってるうちに学校到着。
やっぱりみんなでそろって歩くと私らって目立つよね…
兄弟たちみんなイケメンだし。
なぜか人気あるし。
それに比べて私は普通だから呼び出されることもしばしばw

「薮兄弟だぁ!」

「今日全員一緒じゃん☆ラッキー!!」

「やっぱりかっこいい////」

なーんて声が聞こえますけど。
こーゆーとき兄弟たちと一緒にいるの嫌なんだよね…だってさ…

「にな…だっけ?いつも一緒にいるよね〜」

「兄弟だからって調子に乗りすぎ。かわいくもないくせに」

あー…かわいかったらいいのかよ…
毎日のように言われるから慣れたけど…

…あれ?圭人たちいない……?


「ねぇ」




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