長編小説
□第九話 みんなは1人のために…
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真選組の奴らが来てから2週間が過ぎた。その間に新八も大分回復してきた。
もう普通の生活に戻っている。
普通の生活のはずなのに、何かが足りない。
アイツがいないのもそうだが、新八にいつものキレがないし、お妙も真選組の奴らが来た時以来顔を見ていない。
ババアんとこに行ってみても、
「おや、最近アンタんとこの大食い娘見ないねェ。いなきゃいないで寂しいもんさね。」
なんて言われる。
メス豚にも、
「神楽ちゃんがいないなんて…!!
放置プレイのつもりかしら!?」
長谷川さんにも
月詠にも…
どうなってやがる。
第九話 みんなは1人のために…
そんな日が続くもんだから、
急に酒が飲みたくなって、
夜ババアんとこで酔いつぶれようとした。