書室

□家庭教師ヒットマンパロをアビスでやってみた@
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キムラスカ王国、バチカル。
キムラスカ学園にて。

彼の名はルーク=フォン=ファブレ。
キムラスカ学園中等部1-A所属。
帰宅部。
テストは入学以来全て赤点、スポーツでは自分が入ったチームはいつも負ける。いわゆる落ちこぼれというやつだった。
一度不登校になったが、学園で唯一の友達ティアのおかげで現在はちゃんと学園に通っている。
ティア=グランツ、キムラスカ学園のマドンナ的存在。
ルークとは幼なじみ。
かわいい物好きで、もちろんあの朱毛でひよこ頭のルークも好きだ。
ルークの事はついほっとけないという感じ。

今日もルークは、体育の時間でミスをしてしまって自分のチームを負けさせてしまった。
チームメイトからお前のせいで負けたんだと言われ、掃除当番を押し付けられてしまった。
自分のせいで負けてしまったので、ルークは嫌とは言えなかった。
おかげで、帰る頃にはすっかり夕日の色が濃くなっていた。
「ただいま帰りました、母上。」
ルークの母親、シュザンヌがキッチンからでてくる。「おかえりなさい、ルーク。今日はいつもより遅かったのね。」
ルークは無言でさっさと自分の部屋に行こうとする。一度とはいえ、不登校になったルークはその時さんざんシュザンヌに心配かけさせてしまったので、今の現状を話す事ができなかった。
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