名探偵コナン

□第3話
1ページ/3ページ

「へぇ〜、コナン君に似た男の子?」

「えぇ。梓さんがかなり似てると・・・」

 舞台は、はたまた、喫茶店ポアロ。今日は上の事務所の娘・毛利蘭が親友と待ち合わせ。梓と安室がコナンに似ていた男の子の話をしていた。

「で、でもメガネは・・・」

「かけてなかったわよ」

「じゃぁ、この人に似てます?」

 蘭は2人に1枚の写真を見せた。そこには蘭と高校生探偵・工藤新一が映っていた。遊園地なのか
背景に観覧車が入っている。

「う〜ん・・・・まじまじと見てないからねぇ・・・」

「そうですか・・・」

 梓の言葉に落胆する蘭。そんな彼女に、見た男の子の特徴を思い出して話し出す。

「ごめんね。でも蘭ちゃんと彼、同い年でしょ?」

「はい。高2です」

「じゃぁ、違うわね」

「?」

「だって、私が見た子は幼い感じ・・・中学生かな?制服も違ってたし・・・」

「制服?」

「白のブレザーで可愛いデザインの・・・」

 そこへカランコロンと来店を告げるベルが鳴り、いらっしゃいませと声をかけようとしたその時・・・。

「いらっしゃい・・・・あーー!」

「はい、僕がどうかしましたか?」

「そそ・・・その制服・・・」

「制服?」

 梓が驚愕の声を上げ指を指す人物・・・。そこには、【工藤新一】に似た男の子が白いブレザーを着て立っていた・・・。

「し、新一・・・!?」

「新一?僕の名は【九條新】ですが・・・それに、初めてこの店に入りました・・・」

「「「へ?」」」

 蘭が新一の名を呼ぶも男の子は眉を顰め、自己紹介をし、初めて来たことを話した。梓・安室・蘭の3人が揃って目を点にした。
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ