名探偵コナン
□第6話
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その後、警察が到着し、現場検証や同時刻のアリバイを別室で聴かれる。真幸は、未だ気を失ったまま・・・。
「次、透だと」
「はい・・・」
「コナン君」
「うん、何?」
「車に真幸の薬積んだままだから、ちょっと取ってくる」
「分かった。気を付けてね」
東が終わり、入れ替わりに安室が別へと呼ばれた。彼は、コナンに引き続き真幸の傍にいるよう指示し、車へ薬を取りに向かった。
全員の事情聴取が終わり、後は真幸のみとなるも、彼女は自分と寝ていたとコナンが必死に刑事に訴えた。
『ん・・・』
「真幸?」
『頭・・・イタ・・・』
「お前、脱水症状起こしてたぞ」
『ん。ありがとう』
コナンが必死に説明している所へ眼が覚めた真幸。刑事がやって来て事情聴取に応じて欲しいと言われ、別室に東と入って行った。何故かコナンも付いてきた・・・。
「貴方が真幸さんですか?石栗さんの部屋でコナン君と一緒に彼の遺体を発見したそうですね」
『・・・あぁ、石栗さんね。私はベッドの上から彼の遺体を発見しただけで・・・何か重いものが落ちた音がして目が覚めて見たら、花瓶と彼の遺体を確認した後に気を失ってたんだけど・・・』
「やっぱり、気を失ってたのか・・・」
「石栗さんが亡くなる前の行動は?」
『リビングでコナン君と休んでたんだけど、暑くて。そしたら彼が自分の部屋がクーラーが効いてるし、涼しいよって言われて。園子さんに彼の部屋で休んでるって伝えて移動しました』
「それから?」
『しばらして、桃園さんが石栗さんに昼食の有無を確認しに来てたわ。だけど、彼が断わってね。私達も聴かれたんだけど食欲無くて良いですって断りました。ね、コナン君?』
「うん・・・。でもその後にゼリー持って来てくれたから食べたんだよね」
『えぇ。石栗さんと一緒に。でも彼はアイスケーキを食べてましたけど』
「部屋は?入った時暑かったぞ」
『起きた時、クーラー止まってたみたいね。ゼリーを食べ終わるまではクーラー効いてたかなぁ?』
「何で疑問形なんだ?覚えてるだろ、クーラー止めて寝てた」
『止めてない。ゼリー食べたら眠くなってベッドで横になってたし。石栗さん、まだ生きてた!!』
「へ?生きてたぁ!?」
『えぇ、そうよ。眠くなったから寝ますって伝えたら良いよってケーキ食べながら答えてくれたわ』
「じゃぁ、君達が寝た後に亡くなったという事か・・・」
真幸達は事情聴取が終わり、リビングに戻る。
『クーラーは自動的にタイマーでセットして切れるようになっていたかもね』
「あぁ、調べたらセットされていた状態だったと」
『そう・・・じゃ、後は探偵さん達に任せたら?』
「お前なぁ・・・」
『亡くなってる人、見たの初めてよ?思い出しただけで気分が悪くなる。事情聴取は終わったみたいだし。それに・・・安室さん、コナン君に興味があるようだしね』
「また、出たか。あの詮索好き・・・」
キッチンでは、安室がコナン君の様子をジッと見つめている。真幸は探偵が3人もいれば事件は解決するでしょっと言い、ソファへ身を沈める。安室の行動に呆れる東は持ってきた薬と水の入ったコップを彼女へ渡し、隣へ座った。2人は、リビングから事件への解決を高みの見物とし始めたのであった・・・。
その後、コナンや安室の助けもあり、無事に毛利小五郎が事件を解決し幕を閉じた。