名探偵コナン

□第4話
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「で、【妹がいるか】だったな・・・。」

 ゼロの近くの休憩スペースでコーヒーを飲みながら話す真人。

「あぁ・・・。本来、我々は家族と接触出来ないはずだが・・・?」

「そうだ・・・。でも調べたんだろ?」

「・・・・・」

「黙りは、肯定と見るよ。妹は2人。4歳下と15歳下。4歳下の妹は今、アメリカさ」

「15歳下っ!?一回り以上も・・・」

「あぁ・・・。最近、家に帰ってないなぁ・・・」

「会ったんだ・・・。ポアロで」

「そっか。近いうちに帰ってやるか・・・」

「お前がいない間は、1人か?」

「いや。同い年の従兄妹と住んでる。たまにゼロナナの2人も様子見ているし・・・心配ない!戻ろうぜ」

「あぁ・・・」

真人は、コーヒーを飲み干して、サッサと行ってしまう。降谷は、同僚の背中をボーっと見つめながら後を追いながら、思い返していた。幼馴染のヒロ以外に警察学校に伊達達と出会った。寮で同室だった彼らとは、すぐに打ち解けたが、行平真人ーー彼とは、一線を超えて仲良くはなかった。とは言え、喧嘩の仲裁に入るなど少しずつ関わるも、彼の口から家族の事について語る事はなく、言わば、謎めいた人に過ぎない。卒業後の配属先で彼の家族–親戚について少しだけ知り、その後もゼロナナに配属された2人の苗字に驚き、従兄妹達だと教えてくれた。

しかし、彼の両親について調べようとしたが、上からの圧力がかけられてしまったのだ。彼に話を持ちかけるも、笑って跳ね除けられてしまうので最近は、黙っていたのだが・・・。

「(15歳下か・・・。俺の妹も生きていれば真幸ちゃんぐらいか・・・)」

降谷は、戻ってからも考えていた。14年前に自分と母親の元から父親と共に消えた妹のことを・・・。
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