名探偵コナン

□第6話
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一方、部屋の外・廊下では、鍵がかかっておりドアが開かない状態だった。鍵のスペアもなく、窓から入る作戦も視野に入れたが、隣の部屋からの距離がかなりあるらしく断念。

「僕が開けましょうか?割とそういうの得意なんで。でも、一応ダメ元で窓から入るのも考えて・・・。薫、お願いします」

「はいよ。じゃあ、よろしく」

安室は、針金で鍵を開ける事に。東は、隣の部屋から窓に移ることに。

しばらくすると、安室のピッキングで鍵が外れた。部屋の中を覗こうとドアを開けるも何かが邪魔して開かない。

「開けちゃダメだっ!!ドアを塞いでるの・・・石栗さんの死体だから・・・」

無理矢理、開こうとするもコナンの大声が響き渡った。その場の光景に釘付けになる。

「あちー、この部屋。おぉ、スゲー惨劇。そこの花瓶で頭やられた感じだな」

隣の部屋から窓伝いに入ってきた東は、部屋の暑さと死体に驚きの声を上げたのだった。

警察に連絡し、真幸とコナンを石栗の部屋から出してあげるべく、ベッドの上で毛布にくるまる真幸を抱き上げる。

「真幸、大丈夫か?」

毛布を頭から被ったままの真幸。彼女からの返事はない。とりあえず、警察の到着があるまで現場保存の為下へ降りる。

「たくっ、暑いのに毛布被って・・・っ!?」

東は、真幸から毛布を外す。そして彼女の顔を見て驚いた。

「やべーぞ、これ・・・。おい、誰か、保冷剤持ってこい!!」

突然の東の大声にその場にいた者が驚く。彼の腕の中には、顔を真っ赤にさせ、ぐったりする真幸の姿が・・・。

「あの部屋の暑さと毛布ですかね。原因は?」

「おそらく。コナン君、大きな音の後真幸、起きてた?」

「うん。音で目が覚めて、真幸姉ちゃんの声で石栗さんの死体確認したけど・・・」

「けど?」

「石栗さんの遺体や花瓶とか、見てて・・・」

「それ以降の真幸の様子は見てないって事か?」

「うん、ごめんなさい・・・」

「と言う事は、死体見て驚いた挙句、毛布を被ったまま気を失った・・・?」

「それが、妥当だろ」

ぐったりしている真幸の頭の下に水枕を脇と足の付け根に保冷剤を当てながら、側にいたコナンに変化がなかったか聴く。落ち込むコナンの頭を東は、気にするなと撫でた。
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