名探偵コナン

□第10話
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その頃、安室はレシートを見つけ出し、すぐに暗号の解読に取り掛かる。大尉の体が冷えていた事と記された数学から冷凍車に乗って来た事を推測する。冷凍車を割り出し、ルートを辿っていく。

 この後、冷凍車は阿笠邸の前に到着し、犯人は配達伝票を確認。伝票には工藤様方、阿笠博士様と書かれていて、彼は工藤邸にいる昴にケーキを届けた。

コナンは、昴にもメッセージを残した。すると、彼は小さな荷物を犯人に渡した。その荷物の中身はスマホ。コナンは、早速電源を入れ連絡を取ろうとしたところを犯人達に見つかってしまった・・・。

「連絡させねーよ。この中で大人しくしてもらうとするか」

「そうだなぁ。次は、君達が凍死する番かな・・・」

犯人達は、真幸達をコンテナの中で凍死させようと企み閉じ込めようとした。そこへ、安室の車が。

どうやら、道を譲って欲しいとの事。安室の姿を見たコナン達は、助けを求めた。安室は、犯人をボクシングで、ノックアウトさせる。

『・・・大人しく・・・するのは・・・貴方の・・・方よっ!!』

 真幸は左脚を引きずって何とか、もう1人の犯人の近くまで行き、立ち上がると鞄を振り上げ、犯人めがけて落とした。犯人は落ちてきた彼女の鞄でノックアウト。

「君達、怪我はない?」

「僕達は、ないよ。だけど、真幸姉ちゃんが・・・」

『ハロー、安室さん。ちょと、限界・・・』

「真幸ちゃんっ!?」

 安室は、コナン達の無事を確認すると、彼の指差す方へ目を向けた。そこには、今にも倒れそうな真幸がコンテナの扉に寄りかかりながら手を挙げた。彼女は、安室の姿を見て安心したのか、ズルズルと体から力が抜けコンテナから外へ倒れかかる。

寸前のところで安室が真幸を抱き留めた。彼女は、意識を失っており、身体は冷え切っいた。

 コナンから低体温症で意識障害を起こしていた事と左脚に痺れがあった事わ聞くや否や、彼は青ざめた顔をして車に乗せてた。

 無論、哀が着ていたブレザーを返してもらい、彼女の身体にかける。車の中を暖房で暑くする。病院まで彼女の体を温めるためだ。

「悪いけど、後は任せたよ。彼女を病院に送るから。それじゃあ」

そう言うと、猛スピードで病院へ行った・・・。
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