名探偵コナン

□第12話
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翌日の【公安組フロア】。真人達は飲んだまま、リビングで雑魚寝してた。

『はぁー、世話の焼ける兄達だわ』

「いつから飲み始めたの?」

「昨晩8.9時頃から飲んだとしても、凄い量だな。アルコール度数やばそー」

真幸は、所狭しと倒れている酒ビンを片付ける。ジン、ウォッカ、バーボン、スコッチ、テキーラとアルコール度数の高い物ばかり。

酔い潰れている2人に毛布を掛けて、キッチンへ戻り食器を洗う。その間に新が洗濯機を回し、翔が乾燥の終わった洗濯物を畳み、クローゼットの中へと仕舞う。

後は掃除機をかけたいところだか、2人が起きない為、後回し。起きるのを待ちながら宿題をする。

「真幸、これ・・・」

『自分で解いて』

「教えてって言ってないのに断るな」

「あ、それ。この公式当てはめたら解ける」

「サンキュー、兄貴」

『うーむ。これは・・・』

「あ、それ。今僕やってる」

『分かった?』

「いや・・・」

「起こす?」

2人を起こさないよう、キッチンでしていたのだが、解けない問題に苦戦する真幸達。頼みの綱は、兄・真人。しかし、本人は爆睡している。声をかけても、起きないのは幼い頃から知ってる。

「今、何時?」

『12時5分』

「昼か・・・。何食う?」

「つうか、あの2人はどうする?今日、休みなのか?」

『そうなんじゃない?此処で雑魚寝してるんだから。仕事だったら部屋で寝てるわよ』

「それも、そうか。冷蔵庫はっと・・・。炒飯で良い?」

まだ、起きない2人。真幸達は、お昼ご飯を先に済まそうとキッチンへ立つ。今日は、新が当番の日。翔は隣で中華スープを作る、真幸は、食器を出しテーブルの用意を始めた。

「「『いただきまーす!』」」

15分後、炒飯と中華スープが完成。3人は、仲良く手を合わせ食べる。

「ん、美味しい」

「うまー」

『スープ、美味しい・・・』

「だろー!!って、起きねーな」

『相当、疲れ溜まってるんでしょ。食べ終えたら、続きするわよ』

「「了解」」

時刻は午後12時30分。ご飯を抜いても睡眠が勝ってしまう公安の仕事は、激務なんだぁと思う真幸達。

成長期の真っ只中の3人にとって、まだ食事が大事。お昼ご飯を済ますと、宿題の続きに取り掛かった。

「んー、終わった!!」

「あー、肩凝ったぁ〜!!」

『あ、3時!ティータイムする?』

時刻は午後3時。公安2人は、まだ起きない。呼吸はしっかりとしており、脈はある。真幸の言葉に新達は、散らばっていた宿題や筆記用具を片付け、ティータイムへ。時刻は午後3時10分。

午後3時20分。真幸達の楽しげな声に反応して、零が起床。

「ん・・・(此処、どこだ?女の笑い声?」

零は、声を頼りに歩いて行く。足取りは、寝起きの為危なっかしい。進むと、女の後ろ姿が見えた。照明の明かりで金髪が輝いている。頬づえを付き楽しそうに笑う横顔が、ある女性に見えた。

「(ベルモット!?)」

零は隠し持っていた銃を握り、ベルモットの後ろへ。ガチャリと頭に当てた。時刻は午後3時30分。

『っ!?』

「真幸っ!?」

「どうし・・・降谷さんっ!?」

ティータイムを楽しんでいた真幸の後頭部に冷たく硬い物が押し当てられた。彼女は押し当てらたのが、銃だと瞬時に判断する。だか、相手が分からない。静かに両手を挙げ相手の出方を待つ。

真幸の正面にいた新は、突然の出来事に驚愕する。翔は、キッチンでお湯が沸くのを待っていたが、新の声でダイニングへ。降谷が真幸の後頭部に当てているのを見て、大声で叫ぶ。【公安の降谷】でもなく、【ポアロの安室】でもない彼の3つ目の顔【バーボン】で・・・。時刻は午後3時35分。
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