名探偵コナン
□第18話
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翌日、晴れ渡った空の下でゲレンデを滑る真幸達。他の生徒達もスキーやスノボーを楽しむ。華麗な滑りは、上級者そのもの。3人は、上級者コースに行くために歩いていた。そこへ、猛スピードで滑る女性が突っ込んで来た。
「「うわぁ!?/きゃっ!?」」
翔の上に女性が倒れる。真幸と新は、2人を上から覗き込む。
「イタタタ・・・・・」
「ごめんなさい!大丈夫ですか?」
女性が慌てて起き上がり翔から退く。
「大丈夫です・・・」
立ち上がった2人。女性が翔の顔を見て驚き、大声で叫ぶ。
「あ、か、快斗っ!?」
「「『へ?』」」
真幸達3人は、顔が固まった・・・。
「本当に快斗じゃないの?」
「俺は、久城翔。快斗じゃねー」
「ごめんなさい。顔も声も言い方も仕草もそっくりだったから・・・」
「なんかこの下り、以前もあったね。真幸?」
『あぁ、蘭さんの恋人の事ね。その快斗さんっていう人も新一さんに似てるんじゃない?』
「世間って狭いね・・・」
『そうね・・・』
翔に突っ込んで来た女性は、中森青子・高2。彼女は翔を幼馴染の黒羽快斗と間違えたらしい。
真幸と新が少し離れたところで2人を見ていると、後ろから似たような声が。
「おーい!アホ子。集合するってよ!」
「バ快斗っ!!アホ子って呼ばないでっ!」
「あ?お前だってバ快斗って呼んだろーが!!」
アホ子=青子は、声のする方へ振り向いて暴言を吐いた。どうやら、声の主は、彼女が言っていた幼馴染・黒羽快斗のようで、快斗が近づいて喧嘩が始まる。
『私、思うんだけどさ。蘭さんと新一さんもこんな感じじゃない?推測だけど』
「「同感」」
3人は青子達2人達の喧嘩を見て、蘭とまだ会った事がない新一のイメージを持つ。
『さて、終わりが見えないし、放って、上級者コースに行きましょう』
「「そうだなぁ」」
3人は、喧嘩の2人をその場に残して上級者コースへと向かうのであった・・・。