名探偵コナン

□第19話
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スキー合宿から帰ってきた翌日。真幸は、コナンと蘭、小五郎にお土産を渡しに事務所にお邪魔していた。

「ありがとう、真幸姉ちゃん。そうだ!お出かけの時間までもう少し時間あるでしょ?下でお話しよう」

コナンは、そう言うと真幸の手を引き下へと降りる。安室さんもいるよと笑顔で・・・。

真幸は、コナンとポアロへ入るとボックス席へ。安室は、2人に飲み物を出してカウンターの中へ入り他の注文客からの料理を作る。耳は2人に向けて・・・。

『でね、牧場で見たポニーと羊が可愛いくて、ぎゅーって抱きしめちやった!!その後、乗馬体験して、ジンギスカン食べたの。美味しかった』

「へー、そ、それは良かったね。ぼ、僕も、そのポニーに触りたいなぁ・・・」

観光した2日間の出来事を楽しそうに話す真幸に対し、コナンの返事はどもり気味だ。

『どうしたの、コナン君?』

「いや、後ろからの視線が・・・」

『視線・・・?』

コナンの様子に気づき、声を掛ける真幸。彼から大量の冷や汗が・・・。彼の後ろ、カウンターを見ると安室が鬼の形相で睨んでいるではないか。

『わぁお〜怖い・・・《コナン君、私がいない間何があったの?安室さんの顔、怖いんだけど》』

真幸は、コナンの隣へ移動し耳打ちする。安室の顔に引き気味なのだが。

「それがさ《昴さんと昨日散歩しているところ見られちゃってね。そもそも、昴さんと前から約束してから良いんだけど》」

『ふん、ふん。それで?』

「《ゲームセンター前で安室さんと鉢合わせしてね。いがみ合いが始まったんだけど、お互い引かなくてさ。だから仕方なく、僕が声かけたの》」

『うわぁー。最悪だけど、見てみたかった。で、何て声かけたの?』

「えっ、見てみたかったって・・・。ゲームセンター前だったから、どっちかが先にクレーンゲームで景品取れた方が勝ちって」

『で、結果は?予想ついてるけど』

「昴さん・・・」

『で、怒ってる訳?変な人』

「真幸姉ちゃん・・・!」

『分かった。私が鎮めてきてあげる』

真幸は、そう言うとカウンター席に座って安室と話をし始めた。初めは怖かった彼の顔が段々と穏やかになり、最後には笑顔になった。

 コナンの位置からは2人の話声までは分からない。数分後真幸は安室と話を終え、帰って来た。

「ねぇ、何の話してたの?」

『ん?あぁ、明日クリスマスでしょ?』

「うん。そうだね」

『だから、明日クリスマスプレゼント持ってくるって話した』

「へぇ〜」

『でも、コナン君に意地悪したらあげないよって話したら二つ返事で機嫌治ったよ。・・・ほらね?』

 真幸は鬼の形相の安室に声をかけ、クリスマスプレゼントの話をした。コナンの話で真幸は、昴と一緒にクリスマスプレゼントを買いに行く所を安室と遭遇したのだろうと推理した。

 案の定、安室に聞いてみると見事ビンゴだった。コナンの事だから用意しているとは思うが、安室ではなく昴に相談したのがいけなかった。それもゲームセンターの景品がクリスマスプレゼントは・・・。昴の考える事は分からない。

 真幸とコナンがカウンターの中へ目をやると、安室は手を振った。勿論、極上の安室スマイル付きで。女性客から悲鳴が上がるも2人は少々引いていたとか・・・。


『さて、時間だし。そろそろ行くね?』

「あ、うん。行ってらっしゃい・・・。ちなみに誰と?」

『あら?頭の賢いコナン君なら分かってると思ってたんだけど・・・。クリスマスといえば、好きな人と過ごしたいじゃない?まぁ、私は婚約者とだけどね。じゃぁ、行ってきまーす!』

 真幸はスマホの時計で時間を確認する、立ち上がった。さっきコナンが言っていた≪お出かけ≫の時間だ。コナンは出かける相手が相手が誰かは知らなかったので、聴いてみる。

 すると、真幸は悪戯ぽっく微笑んで顔を近付ける。その行動にコナンは顔を赤くした。彼女は、そんなコナンを無視し話を続けウインクすると颯爽とポアロを後にしたのだった・・・。
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