おかま野郎と天然パーマ
□自己紹介
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真選組 屯所
土方はらんま達を連れ
自分たちの本拠地へと戻ってきた。
ぐだぐだと言われたが
身元も解らぬ上、攘夷志士の仲間であるという可能性もあるので
念のため、らんま達には手錠をはめてある。
そして、今は人数も多いため
客間に近藤も交えて、土方達とらんま達は向かい合って座っていた。
「おい!そろそろ、この手錠をはずしやがれ」
バンダナの少年が怒鳴る
たしか移動中、らんまには 良牙 と呼ばれていただろうか。土方は思い返した。
「だめだ。テメーらが何もんなのか吐けば、外してやる」
「なぁ、トシ。外してやっても良いんじゃねえか?こいつらはまだガキだ。攘夷志士なんかじゃねえだろ。」
ーこれだから近藤さんは…
優しすぎる上司の言葉に軽くため息をはき、土方は「しゃあねぇ」と山崎に手錠を外させた。
「まぁ、まずは自己紹介といこうや。俺は坂田銀時だ。万事屋のオーナーやってる。」
「神楽アル。お色気担当ネ」
「いや、なんでテメーが仕切ってるんだよ!てか、テメーらがいる時点でおかしいんだよ!!」
「すんまっせん!!ほんと、すんまっせん!!」
怒る土方に新八は何回も頭を下げて謝った。