銀色の魂と忍者の卵たち
□ご対面
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先生に招集をかけられ、
乱太郎たちは外にでると
すでにほぼ全学年が揃っているようだった。
「いったい何の集会なんだろうね」
「全学年呼ばれてるみたい」
「まーた学園長先生のくだらない思いつきだろ」
きり丸のその言葉を聞き、乱太郎としんべえは「ありえるかも」と深いため息をついた。
今まで学園長の思いつきにはろくなことがない。
この先を思うと気が重くなった。
「いや、どうやら今日は違うみたいだよ」
突然聞こえた声の方を向くと
1年は組の学級委員長・庄左エ門が先に集まっていた他のは組の輪から抜け、こちらへやって来ていた。
「庄左エ門!」
「学園長先生の思いつきじゃないとなると・・・じゃあこれは何の集会なの?」
しんべえがそう聞くと庄左エ門が「うん実は」と切り出そうとするが
辺りでは数人の先生も集まりだし、
生徒たちは整列を始めていたので、
乱太郎たちも1年は組の列へと戻りながら話す事にした。