銀色の魂と忍者の卵たち

□真選組
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「あ゛〜っっ、疲れた!!ぱっつぁん、小松田くん、後よろしく」
「銀さん!!ちゃんと仕事してくださいよ!!」

銀時たちが忍術学園に雇われて早1週間。
多少慣れ始めたものの、あまりの仕事の多さに、銀時と神楽は早くもやる気をなくしていた。
普段ぐーたらな生活を送っていただけに身体がついていかないのであろう。

早起きして食堂の手伝い、学園内の掃除、委員会手伝い、夜は風呂をたき、またしても食堂の手伝い。

「あのくそばばあ、覚えてろよ…」
銀時は自分達を此処へと送り込ん家主を恨んだ。


しかし、悪いことだけではない。

「銀さん おはようございま〜す」
「新八さん、あとで勉強教えてくださいね」

「う〜っす」「いいよー」


生徒達からの警戒が徐々に溶け始め、むしろ銀時たちになつき始めたのだ。
神楽なんかは先日のバレーの一件以来、体育委員会(特に小平太)と仲良くなったようで、今日も1人サボって体育委員会のバレーに参加している。

新八は主に下級生や小松田くんと仲が良く
銀時はすべての学年から慕われているようで、
度々人が集まってくる
(ただし、文次郎と食満にはまだ根に持たれているようで、度々勝負をいどまれる)


「銀さん達ってすごいですね!こんなに早く学園に馴染んじゃうなんて」
「そうかぁ?」

感心する小松田くん。忍者の学校で周りの警戒心をこんなにも早く解くことがどれだけすごいのか、本人たちは気づいていないようだ。
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