12/26の日記
01:01
短い妄想[コジムサ]
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「もー!朝からクリスマスクリスマスってうるさいわよぉ!どこ行っても聞こえてくるじゃない!プレゼント来ないし!」
「あははは…。まぁ、一年の内でもだいぶでっかい行事だからなぁ。仕方ないさ…」
「んー…。だからって皆騒ぎ過ぎじゃなーいー?…プレゼント来ないし…」
「……(なんでこんな文句言ってるのかと思ったら…、ムサシのやつ、プレゼント欲しいだけだな!?全く…)。
…ムサシは、貰えるならどういうプレゼントが欲しいんだ?」
「え!?そうねぇ!ピッカピカの宝石でしょ、あ、ルビーとかサファイアね!あと長〜い車、勿論運転手付きよ?あとは、フリフリなかわい〜ドレスと、新しいブーツと、いっぱいのお寿司と、あとも〜、一番大事なスピードしゅっ――」
「貰えるわけないだろーーーー!!!量が多すぎるよ!」
「えぇ?何よ、サンタクロースってケチだったのね」
「ムサシがわがまますぎるんじゃ…」
「あん?」
「い、いや、なんでもないです…。……とにかく、一つに絞ってくれよ。そしたら俺――じゃなくて、サンタクロースが叶えてくれる
かもしれないぜ?」
「ほんと?」
「う……(な、なんだぁ?笑顔が輝いて見える…)。
その、す、すごいお金がかかるような願い事はだめだぞ!?世のサンタクロース達は、そんな金持ちじゃないみたいだからなっ!むしろ最近は不きょ――なんでもない」
「(ふきょ?)
あんたよく知ってるわね?サンタって金持ちなんだと思ってたわ」
「あぁ。パソコンで色々見てたらさ、大体のお父さ――サンタクロースは!この時期大変みたいだぜ、色々。…ぜ、全世界に配らなきゃいけないからな!
そ、それより、どう?さすがにすぐには決まらないか?」
「んー………………。よし、決まったわ」
「決まった!?何にしたんだ!?」
「何にもいらない」
「……へ?いらない?」
「えぇ。…だって、あんたが言う限り、サンタクロースって相当大変なんでしょ?あっちの方にはルージュラがうじゃうじゃいたけどまぁ大変なのよね。多分。…それなら、優しくて我慢強い乙女のアタシは何にも望まないであげるわ!アタシやっさしー!この世界にアタシ以上に優しい女なんているのかしら!いやいないわ!」
「…ムサシ…」
「ていうか、あんたとかニャースがサンタクロースじゃなくてよかったわー…。もしそうだったら、今日とかろくに話せないわよね!だいたいお金――ちょっと。
あいつら、この時期以外はどうやって生計立ててんのよ。まさか副業!?夢無いわね…!ねぇねぇ、コジロウ知らないの?ちょっと?」
「よーしっ!せっかくのクリスマスだ、食い物買いに行こうぜ!お寿司お寿司!」
「な、なによ突然元気になって…!お金は?」
「えっと…メカ代と、足りなかったら俺の貯金を使おうかと」
「メカ代使っちゃったら明日ピカチュウゲット出来ないじゃないのよー!」
「が、頑張ってアルバイトして足りない分は補おうよ!なっ?」
「…………。ふふ。いいわよ、メカ代も、あんたの貯金も、すっからかんになるまで使っちゃおうじゃない!」
「うん!?俺の貯金もすっからかん!?ムサシ、何か誤解して――」
「ニャースー?コジロウがおごってくれるって言ってるわよ〜!」
「ちょっと待てー!」
短いけれどハッピークリスマス(((o(*゚▽゚*)o)))←(遅)
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