07/10の日記
23:49
七夕[コジムサ]
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ま、まだ七夕ですよ!まだ!………きっと……(Ω□Ω)
○七夕
「ふふ、ふふ……ふふふふふ……」
「なっ、なんなのニャコジロウ……気味が悪いニャ……!」
「ふふふふふ……だってさニャース、よく考えてみろよ?明日は七夕なんだぜ?」
「あにゃー!そういえばそうだったニャ!ということは……」
「ムサシにっ、ムサシに会えるぅーーー!いやっほー!」
「だからテンション上がってたのニャ〜!ちょっと気持ち悪くてびっくりしたのニャ」
「そうだよぉ!やっとだぜ!1年ぶりっ!えへへへへ……そうだ、新しい王冠自慢したいなあ……今度こそ王冠のよさに目覚めてくれると思うんだよな……ふふふ」
「にゃー…何年経ってもムサシが王冠に興味を持つことはにゃいと思うんにゃけど……
(『気持ち悪くて』に反応しにゃいくらいテンション上がってるのニャ!!今日一日このままなのかと思うとニャーの気持ちはどんより……うにゃ?どんより?たしか、明日は…………)」
「やっぱカッコつけて行きたいよなあ〜タキシー……いや、さすがにアレか?」
「ちゃんと彦星らしい格好をしてくれニャ!!
(浮かれすぎニャー!もう……てるてる坊主でも作ってやるかニャ)」
「いや〜楽しみだな……やっと会えるんだ……」
「おみゃーらを引き離した張本人のニャーからするとちょっと複雑にゃけど……まあいいニャ!おみゃーらが会わなきゃ話が始まらないのニャ!」
「うんうん……って!大体、ニャースが引き離さなかったらムサシにいつでも会えたんだ!」
「にゃにを言ってるのニャ!おみゃーが仕事しないでムサシムサシ言ってるからいけないのニャ!働かざるものは恋愛しちゃダメってどっかに書いてあったニャ!」
「働かざるものは食うべからずの改変だろぉ!?インチキだっ!」
「ううううるさいのニャ!とにかくまだ6日にゃんだからさっさと仕事するニャ!」
「ちぇー……」
〜翌日〜
「嘘だろぉ……?」
「……ザーザー降りだニャ……まさかこんにゃに降るにゃんて……」
「なんでっ……今日降るの……ムサシぃ……うううう……」
「よ、よっ、夜にはきっと止むにゃ!そんなに泣いてたらイケメンが台無しニャよ!」
「!…………」
「い、イケメンなのにもったいないニャー!あーもったいないニャー!せっかくのイケメンが!」
「…………」
「にゃー……コジ――」
「そうだよな〜っ!せっかくこーんな美青年なのに、泣きはらした顔を見せちゃカッコ悪いよな!よし!夜には止むだろうし準備するかあ!」
「……。ファイトニャ……
(ニャーには子守りのセンスがあるに違いないニャ)」
〜夜〜
「止まないよぉぉぉっ!!」
「どしゃ降りだニャー……風もびゅーびゅー言ってるニャ……。コジロウ、残念にゃけど今回は……」
「いーーや!!」
「ニャ!?」
「行く!行ってやるさ!絶対ムサシも俺のことを信じて待ってくれてるはずだっ!」
「うーん……ムサシにゃら、『あー……雨だからムリね、これ』って諦め――」
「んなわけないだろぉ!!」
「ひいっ!」
「俺は行くさ!行って、もう、そのまま住む!1年に1回しか会えないなんて耐えらんないよ!よいしょっと」
「にゃ?……にゃ!?コジロウ今にゃんて言っ、何なのニャその大荷物は!?」
「俺の私物っ!さっきまとめといたのさ!それじゃ、またなニャース〜!時々そっちにも顔見せに行くからな〜!」
「待つのニャコジロウー!設定がむちゃくちゃニャー!!」
〜一方ムサシは〜
「あー……雨だからムリね、これ」
「ソーナンス〜……」
「あんたさ、こうパーっと晴れにできる技とか、後なんだっけ……とくせい?とか無いの?」
「ソッ!?ソ、ソーナンスッ!!」
「わかったわかった!悪かったわよぉ!……はー……大体、あいつがアタシばっかに構ってないで仕事してたらこんなことにはならなかったのよー……」
「ソー……」
「そりゃあほっとかれるのも寂しいわよ?だって、女の子だもんっ!」
「………………………」
「なぁに?何か文句あるの〜ソーナンスちゃん?」
「ソッ……!ソッ……!!」
「ん、無いならいいのよ無いなら。……寂しいけど、こうやって離されるくらいならほっとかれる方がよかったわよー!は〜……」
「ソーナンス……」
「ソーナンス……。そうよねえ……あんたずっとそばにいてくれてるもんね!……ありがと」
「ソーナンスッ!」
「ふふっ。……よし、寒いしお風呂にでも入りましょうかね……下着下着〜……今日はそうね……雨だし青色の……あった!じゃ、入ってく――」
「……はあ……はあ……ム、ムサシ……はあ……会いに……」
「きゃあああああああっ!!!変なやつぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
「ぶふっ!!なんか当たっ……うあ、下着……?」
「え?あ?あれ?アタシの下着?」
「……うん。あ、青色の……」
「あー!アタシったらつい投げちゃってもー………………イヤあああああああっ!!」
「ま、ちょ、おちつ、色々投げないでえ痛いっ!!」
〜ムサシ宅〜
「……あんた、なんでこんな雨の中……ずぶ濡れだったから誰なのか全然分かんなかったし……」
「あははは……来る途中で傘飛ばされちゃって……。でも、どうしてもムサシに会いたくてさ!……へへ、照れるなあ……」
「…………バカ!」
「ええ!?」
「バカって言ったのよバカ!無茶すんじゃないわよ!途中で何かあったりしたら誰も助けらんないじゃない!あんた無鉄砲なとこあるけどいくらなんでもやりすぎよ!!一生会えないなんてことになってたらアタシ絶対あんたのこと恨んでたわ!!」
「う……ご、ごめんなさい……」
「これに懲りたら、もう無茶なんてするんじゃないわよ!」
「ハイ……すみません……」
「よし!お説教タイム終わりっ!」
「……ううう……」
「!(げっ!落ち込んでる!……そりゃそうか。アタシまだちゃんと言ってなかったもんね……)
こ、コジロウ。あのね?お説教はしちゃったけど、会えてすっごい嬉しいのよ?アタシ……その、あー……ずっと、……ずっと会いたかったから……」
「…………」
「……コジロウ?」
「!!ムサシぃ!」
「わ!ちょっとコジロウ濡れっ――」
「俺もずっと会いたかったよお〜!ムサシもおんなじ気持ちでよかった〜!!ムサシのこと考えない日なんてなかったんだよお〜!」
「あ、あんた、もうっ……分かった、分かったからっ!恥ずかしいから離れなさいっ!……ふー……。で、そのまんまじゃ風邪ひいちゃうから、お風呂入って来なさいよ」
「あ、そうだな!このままじゃ冷えちゃって…………」
「ん?なに?」
「なあ……久々に一緒に入らない?」
「……う」
「……あれ?ムサシ……照れてる?」
「あ……改めて誘われると、ドキドキするのよっ……!」
「あは、ははははっ!なんだ〜!やっぱ可愛いとこあるな〜ムサシは!はははは!」
「やっぱって何よやっぱって!入るならさっさと脱ぎなさいっ!」
「あはははは!」
「笑うのやめなさいよお!……そういえば、どしたの?その大荷物」
「ふふふふ……よく気づいたなムサシ……後で話すよ!」
「え〜?なによ、気になるから教えなさいよ」
「あー……幸せだー!風呂入ろうぜ!」
「ちょっとぉ!教えなさいってばー!」
あれ?久々すぎて口調がつかめないな…?www(*;゚▽゚)
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