シルバーローズ

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やってきました。
スタート地点の神社の、階段の前。

ここ登ったらみんな居るのかな?
さすがに、年越し一人は寂しいからみんなと一緒に迎えたいな。
ってことで登りますか!






ハァハァ・・・
無理。
諦めたい。
てか、ツナ時間稼ぐとか、明らかに大変なんじゃん?
むしろやっつけるほうが簡単そう。
だけど、それじゃあタッチされちゃうしなぁ。





ハァハァ・・・
あ、あとどれぐらい〜?




「おっ、居たのな!」


お前は何者だ、武!!
早すぎるってばぁ!!!


もう階段の下についてるし!!
えーん!
さっさと登って隠れてればよかったよ!!
うぁああ!登ってきたぁ!





ハァハァ・・・
あと、少しで上に・・・


って、すぐ後ろに迫ってるーーー!!!!




っよし!
ラスト!!


「っお、追いついたぜ」
『っ!!』

武も疲れてるけど・・・
私その10倍以上の疲労感だからーーー!!!
も、もうダメっ・・・



「山本、ダメだ!!!」
「っ?!」
『へっ?』



すぐ後ろには、ツナがまだ居て・・・

飛んでる?!?!?!

山本の手が私の肩に触れるまで5センチの距離・・・



ゴーン 



「「『?!』」」

除夜の鐘??

って事は、


『・・・セーフゥ』

っはぁ〜〜〜〜〜!!!!

「マジかよ」
「大丈夫?流香ちゃん」
『な、なんとかね・・・ありがと、ツナ』




も〜〜ヤダ!!!
歩けない!!!!!!


 
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