シルバーローズ

□03
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「『・・・』」













どうしよう。
いきおい余って、カーテンあけちゃったけど・・・。
ここには赤也くんもいるし。
確実に一般人の彼がいるのに、マフィアなんて単語出したら頭おかしい人に見られる。
それだけはぁ!!

私の数少ない友達が・・・。


てか、赤也くんがいなくても、ツナにいきなり「マフィアのボスなの?」なんて聞いても・・・
もしちがかったら私変人だよ!!


「えっと〜・・・」


あれ?
ツナもびっくりしてこっち見てる。
しかも顔赤いんだけど。
何で?私スカートめくれてないよね?


慌てて確認するけど、ちゃんと服も着てるし、大丈夫!
なんで、口パクパクしてるわけ?

てかさ、その隣にいる小さくて、黒スーツで黒の帽子を被ってるのって・・・


『ツナ、弟いたっけ?』
「えっ?!あっ、リボーンは、弟じゃなくて」
「ツナの家庭教師だぞ」
『は?!』

ツナ・・・
いくらダメツナって呼ばれてたからって、赤ちゃんに家キョって。


『・・・ツナドンマイ』



最近ダメな部分がなくなってきてたのって、この子のお陰なのかな?


「フッ、お前も中々やるな」

その赤ちゃんが、私を見て鼻で笑った。
ムカつくな。


「学校の保健室で男といちゃつくなんてな」
『「はぁ?!」』
「リボーン!!!」


一瞬なんの事か分からなかったけど、私と被った声で思い出した。
今、赤也くんとベッドに座ってたんだった。


『そ、そんなんじゃないかりゃねっ!!』
「何、そのガキ。ツナの家キョだかなんだかしんねーけど」
『落ち着いて赤也』
「そ、そうだよ、流香ちゃんに限ってそんな事するわけないだろ!!」
『ツナ・・・』
「それじゃあそろそろ、本題に入るぞ」


信じてくれるのね。
信じるもなにも何も起こるはずないって。

てか、何なんだ、この赤ちゃん。本当に!!



本題って・・・もしかしてさっきのボンゴレファミリーってやつかな?


ツナ、ボスなの?




「おい、そこのワカメ」
「あ゛ぁ?!」


この子、赤也くんに禁句言っちゃった!!
で、でもでも、赤也くんも赤ちゃんにキレルほどガキじゃないよね?!




「テメーふざけた事言ってると、つぶすよ?」





ガキ、だよね。
そうだよね。
そうだったよ。


  
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