武将と狼
□第一話
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白銀目線
「・・・・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・!!」
うるさいし、暑苦しいとしか思えない大声に殴る音
ここは、甲斐国躑躅ヶ崎館の横の森の中
白銀は久方ぶりに会う武田信玄に会おうとここまで来たのだが・・・
とにかく五月蝿い
一方の声はおそらく信玄であろうが、もう一方は誰かわからない
おそらく、甲斐の若子と呼ばれる真田幸村であろう
そんな考えに耽っていたら突如頭上に影が差し―――
ドカン!!
「キャン!!」
振ってきた青年の衝撃で意識が途絶えた・・・
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