ニオブン
□友達以上?
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「なぁ、俺らって付き合ってんの?」
「…!?」
「だって幸村くんが、『仁王とは上手くいってるの?』なんて聞いてくるから」
確かに俺は、先月丸井に告白した。
でも、そん時の丸井の返事は「へぇ。」この一言。
その後は、何事もなかったように部活に行き、何事もなかったように二人で帰った。
はっきり言って、いつも通りすぎて忘れとった。
「前も言ったが、俺は丸井の事好きじゃよ」
「うん、俺も好き。」
「…」
「…」
「…ってうえぇ!?じゃあ俺ら、両想い…なんか?」
「そ、そうなりますね」
「…」
「…」
「え、っと、これからよろしくお願いします」
「あ、こちらこそ、よろしくお願いします」
「…」
「…」
「「(…って、何だ(何じゃ)この気まずい空気!!!)」」
END.
両想いって分かったのはいいけど、これからどうしていいか分かんないニオブン