ニオブン
□ある冬の日の朝
1ページ/1ページ
《家まで向かえに来て。》
朝、シャワーを浴びて携帯を見ると、丸井から短いメールが入っていた。
あの丸井がこんな事をいうなんて…。
すこし驚きながら時計を見てすぐ家を出た。
ーーーーー
もうすぐ家に着くという時、家の前にポケットに手を入れ空を見上げる丸井が見えた。
もしかしたら、俺にメールをしてからずっと待ってたんじゃろうか…
そう考えたら、無意識に走っていた。
「ブンちゃん、急にどうしたんじゃ?もしかして遂にデレ期…」
ぎゅっーーー
丸井は俺の顔を見るなり抱きついてきた。
「今日のブンちゃんは積極的じゃのう」
少しからかいながら、俺もぎゅっと強く抱きしめる。
「なんか、仁王に会いたかった。ぎゅってしたかった」
俺の胸に顔を押し付けながら丸井が小さい声で呟いた。
「土日会えなかったし、朝起きたら雪降ってて寒いし。そしたら、なんか寂しくなって…」
そうか。
いつもは練習で土日のどちらかは会えるが、今週は2日とも休みだったもんな
「(俺も寂しかったし…)」
心で小さく呟きながら、丸井の手を引き、まだ誰も居ない通学路を二人並んで歩いた。
丸井の手はすごく冷たくて、俺まで泣きそうになった。
(なぁ仁王)
(なん)
(あんまん食べたい)
(…今回だけじゃよ)
end.
うん、全く甘くない\^^/
燐愛様、こんな駄文ですみません!!
ブンちゃんに甘えてほしかったんですごめんなさい;
こんな駄文ですが捧げさせていただきますっ