立海
□真っ赤なチューリップ
1ページ/1ページ
授業中、珍しく幸村からメールがあった。
《放課後、屋上に来て。来なかったらどうなるか、分かってるよね?
少しでも俺の事待たせたら呪うから》
という内容じゃ。
HR終わったらダッシュで行かなきゃいけんのぅ。
*放課後。
ガチャ
よかった。
まだ幸村は来とらん。
「あれ、早かったね?流石だな。」
それから少しして幸村は来た。
「なんじゃ、こんなとこ呼び出して。」
「はい、これ。」
渡されたのは、可愛らしいピンクのリボンがついた、1本の真っ赤なチューリップ。
「なん?」
「チューリップ。」
「そんなん見れば分かるぜよ。」
「あ、やっぱりピンクは駄目だった?仁王には似合わないと思ったんだけど。可愛かったから、ついね」
「違くて、俺が聞きたいのは何でチュ-「赤いチューリップの花言葉はね、《愛の宣言》」
「…?」
俺が(´・ω・`)
こんな顔をしたのが分かったのか、幸村は言葉をつなげる。
「ふふっ、まだ分からない?告白のつもりなんだけど」
…え?
「んなっ!?///」
「仁王の事が好きです。付き合ってください。」
いっきに顔が熱くなる。
「…俺で良ければ」
そんなありきたりな言葉しか出てこない。
「ふふ、ありがとう」
そう言って、幸村は俺を優しく、力強く抱き締める。
((あぁ、俺今、世界で一番幸せだ))
End。
終わり方が謎。