臨也だいすきだっ!

□ツンデレ臨也
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「臨也ぁーーーっ!」

この私、加奈は新宿の情報屋、折原臨也が大好きだ。
今日も唐突に家にやって来て、早速抱きつこうと突進して行ったのだが…

「君、毎日こんなことしてて良く飽きないね。そしてウザい」

いとも簡単に避けられ、私は床に思いっきりダイブしてしまった。

「痛い!痛いよ臨也!これは私に対する臨也の愛の痛みだと認識していいんだね!?キャー!」

「キモい。っていうか、さりげなく俺のこと呼び捨てにしないでくれない?」

「愛する臨也直々の頼みかぁ…だがしかしだがし!その頼み…断らせてもらうぜ☆(ドヤッ」

「そのドヤ顔止めてくれない?殺意が沸くから」

「え!?臨也ヤンデレ!?しかもドS!?やったあ!私ドM臨也と相性バツグン!」

「…今なら自殺志願者たちと一緒に死んでやっても良い気がするよ」

「え!?臨也何かあったの!?(ニヤニヤ」

「君が原因!!」

臨也は私が気に入らないらしい。ま、私の愛で何とかして見せるけど。臨也と相変わらずの会話を続けて居ると、波江さんがおもむろに口を開いた。
「あなた、そんなにその子が嫌いなら家の鍵開けないで放って置けばいいじゃない。」

あ、確かにその通りだ。ということは!

「ツンデレな臨也は私の事が本当は好きだったけど素直になれなかったんだ!大丈夫!恥ずかしがらずに私の胸に飛び込んでおいで!かまーん!」

まぁ、そんなわけはないと分かって居たのだが、愛する臨也の反応が見たかったので、ちょっと言ってみただけだった。なのに!

「……うざ…………」

臨也は真っ赤になりながら一言だけそう呟いた。

分かる?今の私の心境。もう可愛いったらありゃしない!!

「臨也……」

「何?」

「私はぁーこんな真っ赤になっちゃってる臨也大好きだよ!」

「…うるさい」

そう言ってまた赤くなる臨也のことが…

「大好き!」
 

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