帝人受け

□ハイエナ野郎
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ハイエナの折原臨也をつぶす!!

それは少し前の出来事。

「竜ヶ峰先輩!! 途中まで一緒に帰りませんか?」
「いいよ。青葉君」

はぁーやっぱ先輩可愛いなー……。
笑顔が特に一番だ。

「今日も寒いですねー」
「そうだね。カイロが欲しいくらいだね」

先輩の細い腕に抱きつく。

「ど、どうしたの?青葉君」

オロオロして困っている顔も可愛いな。

「先輩ってとっても温かいですね」
「そ、そうかな? でも青葉君の方が温かいよ」

これっていわゆる恋人歩きだよな。
俺が先輩と……幸せだ!!

「みっかどくーん」
「わっ、臨也さん!?」

目の前に、黒いコートの人物が先輩に勢いよく抱きついてきた。
こいつ……折原臨也だ。
軽く舌打ちをした。
せっかく先輩と良いところだったのに。
それでも俺は先輩の腕をほどかない。
様子見て、アイツが帰ったあとにゆっくりと……。

「久しぶりだね〜」

とかいいながらぐいぐいと引っ張られる。
ひょい、と帝人先輩を俺から引き離す。
そして覆い被さるように帝人先輩の首筋に顔をうずめる。
最悪だ!! 奪われた!!
俺と二人の間が遠くなった。
これはわざとか? それとも偶然か?
相手の表情が見えない。下手に手を出すことは禁物だ。

「い、臨也さん、離れてくださいっ」

先輩の声でやっと離れる。
その時、折原の顔が見えた。
こちらを見て、帝人君は俺のもの、と言いいたいような嫌な笑みを浮かばせた。
ちくしょう……。

ハイエナの折原臨也をつぶす!!

帝人先輩は

誰にも

渡さない。


-END-
腐っているため一瞬で脳内変換してしまった結果。
ハイエナ野郎か。もぐもぐ。

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