短編集

□糸色望と折原臨也
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「絶望した!! 現代の情報社会に絶望した!!」

「何言ってるんですか、臨也さん。
 あなた、情報屋ですよね……?」

すかさずツッコミを入れる。
唐突に何を言ってるんだろうか。

「う〜ん、俺がこういうと何かが終わるような気がする…」

「終わらさないでください……」

「でも『俺』が言ってるのに、不思議だよねぇ」

「……そうですね」

馬の嘶きが聞こえたかと思うと、セルティさんが現れた。

「あっ、セルティさんだ」

「きゃー、来・な・い・でーーー
 とうとう私にも『旅立ち』のお知らせが伝えられた!!
 最近の『旅立ち』を知らせる情報システムに絶望した!!」

『どうしたんだ!?』

「今、情緒不安定なんで気にしないでください。
 そういえば……セルティさんは、何故ここに?」

『私も呼ばれたんだ。
 これを言え、と』

「?」

『私の国でも『旅立ち』を知らせるシステムがあったよ。
 一緒のキノコを食べた友達が『旅立ち』をしたら、
 自分も『旅立ち』をするんだよ』

「「………」」

どよんど。

「日本って平和ですね…」

『平和ボケしてる日本人には分からないんだよっ』

るーるーるる♪

「………」

ツッコミする気力がなくなった帝人でした。

ボランティア活動しようと思いました。By帝人

-END-
声優さん繋がりということで…。

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