短編集

□過去拍手文
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拍手ありがとうございます!
少しでも楽しんでもらえて私も嬉しいです!
これからも『筑前煮』をよろしくお願いします。


会話文ですが、臨帝のお話を。
『メール』
俺は君を好きになった。
君は非日常を好きになった。

帝人君の気持ち聞かせてよ。

だからいつも言ってるじゃないですか。
ウザイって。

そう言って俺と目を合わせないじゃないか。
曖昧に流すと俺が勘違いするよ?

勘違いって…遊びでやっているんですか?

本気だよ。
ただ君が嫌がることをやっちゃうよ?

例え嫌がってでも無理矢理僕を手に入れようとするんですよね?
それが臨也さんです。

………まあね。


そのまま君は立ち去った。
まだ帝人君の気持ち聞いてないんだけど……。

その晩
帝人君にメールを送った。
今日の気持ちを聞くために。

すると暫くしてから携帯が震えた。
差出人は帝人君からだった。
期待よりも不安の方が大きい。
恐る恐るメールを開いてみた。

『だから

今更

好きだなんて言われても僕は貴方のこと

嫌いです

出来れば平穏な日常を

過ごさせてください』


『嫌い』という二文字が先に目に飛び込んできた。
なんて打とうかと考えていたら、ふと文面が気になった。
句読点の付け方がおかしい。
それにカレは非日常が好きなはず。
自ら日常を選ぶ子じゃない。
……え?
そこで気がついた。


縦から読むと『だいすきです』だなんて、
本当帝人君は恥ずかしがりやさんだなぁ!


-END-
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