贈り物

□貴方の側に居てもいいですか?
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今までお世話になった自室を改めて見回すと数々の思い出が蘇る。










貴方の側に居てもいいですか?













五番隊の副隊長に任命されて初めてこの部屋に入ったとき私は藍染隊長の一番近くで仕事ができることにすっかり舞い上がってしまっていて寝るのが遅くなってしまった



「…い、……も…」

う〜ん…

「おい、………り、…時まで………んだ」

うるさいなぁ…明日は大事な任官式なんだから寝かせてよぉ……


「おい、雛森、何時まで寝てるんだ」


シロちゃん?もぅシロちゃんも十番隊の隊長さんなんだから任官式の重要性が分からないことないでしょう?



「おい、雛森、何時まで寝てるんだ。急がないと初日から遅刻だぞ。」




………………………………?遅刻?まだ夜なのに


シロちゃんの声に耳を傾けて布団から顔を出すとシロちゃんのキレイな銀髪が見えた。
そしてさらに言うとお日さまに照らされている為いつも以上に輝いていた。








私の頭にカチッとスイッチが入るには十分な眩しさだった

「今何時?」



「八時半」








シロちゃんに時間を聞くと大急ぎで着替えて、シロちゃんから就任祝いに貰ったシニヨンを初めて頭に付け瞬歩で一番隊舎に向かった。
とにかくあのときは私の寝坊記録(泣)ベスト3に入るほどの大寝坊で、もしシロちゃんが来てくれなかったら、と今思い出してもゾッとする
本当に私は昔っからシロちゃんを頼りに生きてきてたんだなぁ
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