連載小説
□日雛S.S第二話
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先ほどのひと悶着の後
とりあえず今日中に荷解きはしておかないといけないと思い自分で段ボールを持ち上げたが冬獅郎がそれを奪いひょいと持ち上げ
「桃様のお手を煩わせずとも私をお使いくださいませ」
「い、いや自分のものは自分でするので結構です!」
これだけは譲れないと桃は冬獅郎から段ボールを奪い返し冬獅郎並みに眉間に皺を寄せて冬獅郎を牽制した
「ですが私は……」
「いいんじゃないの?自分のことは自分でやらなくっちゃ♪」ふぁあ!?
桃は背後からの豊満なバストに驚き慌てて段ボールを落としてしまったが床に落ちるよりも先に冬獅郎がキャッチした
「うぅ〜ん!相変わらずの可愛い反応。嬉しいわ、雛森!」
さらにぎゅうぅと抱きつき桃は息ができなくなりそうになる
「おい、松本圧死しかけてるぞ」
松本と呼ばれた人は慌てて桃を離した
「ごめんねぇ久しぶりの雛森の反応につい手が出ちゃった」
てへと一般男子(いや女子もか?)が見たら可愛いと思える仕草をやってみせたが冬獅郎は構うことなく桃を労わった