贈り物

□貴方の側に居てもいいですか?
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「いろいろあったなぁ」

ぼそっと呟いただけなのだが背後から何がだよ、と返事がした声と同時に包まれた。

今度も振り返らずとも分かる
昔は私を覆うのもやっとだった私の…

「旦那さま」


私が笑顔を向けるとシロちゃんは一般隊士には気づかれない照れた顔をして言った

「だからそれやめろ、って」


どうやら相当嫌らしい、私が口を尖らせて睨み付けて(日番谷から見たらただの上目遣い)も全く効果もなく、回していた腕を離してしまった

「どうしてよぉ、私シロちゃんの奥さんになるのに!」

私は諦めきれずに反撃に出た。

「バカ野郎、大体お前冬獅郎さんって呼ぶって言ってたじゃねーかよ」

シロちゃんはいつもより深く眉間に皺を寄せた。

シロちゃんの言ったことは正論だがそれはそれと言いきりさっき以上の笑みを見せた。
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