ある日の東方家

□ある日の東方仕事録
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今日は東京の某スタジオで雑誌の撮影。


みんなスーツを着ての撮影らしい。



「見て見て、耶嘉!」


ジュンスがスーツをビシッと着こなして現れた。


「じゅんちゃんかっこいいね!」


「僕はカリスマですから〜。」



「「耶嘉〜!」」


ユンジェが仲良く来た。


「僕かっこいい?」


「うん、かっこいいかっこいい。」


毎回聞かれるから、最近は適当にあしらっている。


「やっぱり〜?ラーメン、つけめん、僕イケメン!」


「ラーメン、つけめん、僕フケメン!」


これはセットらしい…


ジェジュンが言う度にユノも付け足す。



「耶嘉!」


スーツを着ているのに色気ムンムンのユチョン…


「何見とれてるんっすか?」


すごいな、なんて考えながらボーッとしていると、見とれてると勘違いされてしまった。


「見とれてない!」


「可愛いなぁ。」


そう言って私の髪をワシャワシャとした。


「やめてよ。」



「ヒョンたち…醜いですよ。」


「「何だと!」」


「スーツはやっぱり僕が1番似合います。」


チャンミンは細長ーい足を見せて誇らしげな顔をした。


言い返す言葉が見つからないオッパ4人…



ていうか、


「何でみんな来るの?」



そう、私は絶賛着替え中。



「耶嘉に僕のスーツ姿見せたくて…」


「俺も〜。」


「とか言って、着替え覗きに来ただけでしょ!?」


「「(ギクッ)」」


「あーもう!早く出てって!」


「「はーい。」」



のそのそ出ていく長身達。


マネージャーに見張りを頼んで、私は優雅に(?)着替えを済ませた。
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