駄文・二次創作

□若頭 ・幸村精市
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「…よく来たね、ジャッカル」
目の前の青年が、穏やかな笑みと共に言った。
「…ハイ」
ジャッカルは、自分の“ボス”に対して、緊張気味に返事をした。


あの後、ジャッカルは二人に連れられて、繁華街の小さなバーに入った。
立海組の直営であるその店は、貸し切り状態になっているのか、赤也、ブン太、ジャッカルの他には客はほとんどいなかった。
こじんまりしているが、照明や机の配置などが店の狭さを感じさせ、落ち着いた雰囲気のいい店だった。
店内にいる数少ない人物の一人、丸テーブルに、ジャッカルと向かい合うように座っているのが、『立海組』若頭、幸村精市である。
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