長編(ゾロ寄り)
□その⑭
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『時間がくれば自動的に糸は切れるから…
こんな手荒でごめんよ｡
いっぱい傷つけてごめんな』
出来れば…
こんな姿…
見せたく無かった
｢謝るな!!ここにいろ!!俺達がいるから!!｣
ルフィが叫んだ
『ありがとう』
振り向いた顔は泣いていた｡
笑いながら泣いて首を横に振った｡
甘えない
大丈夫…
また会える
もう大切な物が分かったから
それとね…
一度だけ言いたかったんだ
一番大切な人に
言葉を紡ぐ
『ゾロ…大好きだよ…』
静かな夜に響いた
自分が一度だって言わなかった言葉｡
大好きな人に初めて伝えた
メッセージ
｢もう会えないような台詞
そんな別れの言葉いらねぇ!!!｣
ゾロが叫ぶ
｢ユイ!!!｣
海軍の船に乗った彼女は振り返らず海に消えた
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