a key to the secret
□第十話
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「ふぁぁぁ〜…、眠っ」
眠たい目を擦りながら学校へ向かう私
昨日は食べられない量のご飯を一生懸命食べ、家に帰ってからは苦しくて苦しくて大変だった…
けど日吉と一緒にご飯食べる事が出来て、本当に幸せっ!!
し・か・もっ!
昨日私が作ったカップケーキ食べてくれた
味はどうか聞くと「…不味くはない」って言ってくれた!!
日吉が不味くはないって言うって事は、美味しいって事だよね!?
(まぁ舞子さんと一緒に作ったんだから、美味しいのは当たり前なんだけど…)
もう幸せすぎて死んじゃいそう…!
「勝手に死んでくれ」
「え!?」
私の心の声を読んだかのような言葉が聞こえたので振り返ると、日吉の姿があった
「な、なんで…分かったの!?」
「なんでって…お前、今言ってたじゃないか」
えぇぇぇぇ!!?
私独り言言っちゃってたの!?
なんて恥ずかしい事を…!
穴があったら入りたいって、本当にこのことだわ……―