NS小説
□俺の自慢のお兄ちゃん
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……お風呂
『…翔さん。』
「ん?何?」
『狭くないですか?』
「そんなことないよ〜」
いやいや…
もう一緒に入るのは今年で最後かな。
「和。学校はどう?楽しい?」
『ええ。楽しいですよ。友達も出来ましたし。』
貴方が居ないから弱冠さみしいですけどね。
「そうか。ならよかった。勉強はどう?」
ギクッ…
『あはは…まぁぼちぼちですかね。』
「そっか。和はやればできるんだしわかんないとこあったらきいて?」
『はい。ありがとうございます。』
こう見えて翔さんは頭がメチャクチャいい。
なんでもクラスでトップクラスとか。
でもそろそろ進路考えないとな。
俺は翔さんと同じ大学に行きたいと思っている。
でも今の学力じゃあね…
『翔さん、家庭教師して?』
「え?いいけど…でも遊べる時に遊んだほうがいいと思うな」
そう。翔さんはそうやって俺のことを一番考えてくれる。
翔さんのモットーは遊びと勉強を両立だからね。