Melancholy of Managers
□5話
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幸「そろそろ昼ごはんにしようか。」
「そうですね。」
ということで私達は洋食レストランに入った。
ウェイトレス「お客様9名全員のお席は只今準備できません。2名、3名、4名に分かれてもよろしいでしょうか?」
幸「はい、大丈夫です。」
ウェイトレスさん顔真っ赤で声が若干上擦っていたな。そりゃこんなイケメンの集団が来たら、女は誰だってそうなるよね。
柳「俺と仁王と赤也はもう毬乃と一緒に乗り物乗ったから、次は精市か丸井が一緒に食事するか?」
幸「今度こそ俺だね。食事は譲れないよ。」
丸「俺だって負けないぜぃ!」
結果、幸村先輩が勝った。
私はカルボナーラを食べることにした。
幸「フフ、なんかこうして2人きりで食べるとカップルみたいで良いね。」
「はい、そうですね。」
とりあえず肯定しておいた。幸村先輩の笑顔怖い!
一方他のメンバーはというと…
切「ちょっと丸井先輩、俺の分まで食べようとしないでください!」
丸「赤也は毬乃とティーカップ乗ったんだから良いだろぃ?」
切「それとこれとは話が別です!」
ジャ「赤也とんだとばっちりだなぁ。」
切「いつもはジャッカル先輩にとばっちりが行くのになんでだー!?」
仁「相変わらず賑やかじゃのう。これならティーカップを譲って、食事を毬乃と取った方が良かったぜよ。」
この4人組は盛り上がっていた。
真田先輩、柳先輩、柳生先輩はというと…
真「…」
柳「…」
柳生「…」
無言で食べていた。なんか怖い…
幸「毬乃、このジュース一緒に飲もう。」
「えっ、恥ずかしいです!」
幸「いいから、いいから!ね?」
「分かりました。」
幸村先輩の誘いを断る訳にはいかなかったから、ストローが2本刺さったジュースを飲んだ。やっぱり恥ずかしかった。
そんなこんなで食事が終わった。
それから色々乗って、最後におばけ屋敷に行くことになった。
柳生「私は遠慮させていただきます。」
切「柳生先輩、遠慮してばっかりじゃないッスか!何しに来たんですか?」
仁「まあまあ、俺が半強制的に来させたんじゃき、仕方ないぜよ。」
半強制的かよ!思わず心の中でジャッカル先輩のように突っ込んでしまった。
丸「じゃあ偶数だから2人ずつだろぃ?今度こそ毬乃と一緒が良いぜぃ。」
ということで丸井先輩と一緒におばけ屋敷に入ることになった。
丸「怖いか?」
「そうでもないです。」
丸「まぁ、お前いつも強いもんな。」
「可愛げなくてすみません。」
丸「別にいいんじゃね?」
「ありがとうございます。」
そんな風に話しながらおばけ屋敷の中に入った。
♪きっと来る〜 ♪きっと来る〜
「これホラー映画で有名な曲ですね。」
丸「だなぁ。何が来るんだろ。」
シクシク、シクシク、シクシク
「女の人の泣き声が聞こえます!」
丸「あっ、あれじゃね?」
着物を着た女の人が背を向けて泣いていた。そしてこっち向いた。
「わっ、びっくりしたー!」
丸「ひでえ顔だなぁ。白塗りだぜぃ。」
次は…
「ひゃっ、何かが顔に!」
丸「これ蒟蒻だろぃ。腹減ったから食うか。あっ、上行っちゃった。」
「何やってるんですか?次行きますよ。」
丸「おう!」
対して怖くなかったおばけ屋敷をあっという間に一周した。
丸「あー、面白かった!」
「そうですね。」
幸「その雰囲気じゃ全然甘いムードにならなかったようだね。良かった、良かった。」
丸「むっ、楽しけりゃいいだろぃ!」
柳「まあまあ、そろそろ帰るとするか。」
私達はお土産を買ってから帰った。
今日は本当に楽しかったな!でも先輩達も赤也もいつにも増して積極的だったなぁ。
これからどうなるんだろう…