Melancholy of Managers
□4話
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菜摘の場合
手「今日の部活はここまで!明日からテスト週間だ。皆よく勉強することだ。赤点取ったらグラウンド100周だぞ。じゃあ2週間後にまたここに集合な。」
菊「テストとか嫌だにゃ!」
大「英二、頑張ろう。赤点取って補習になるのはいやだろう?」
菊「分かったにゃ。」
中学校の定期テストってやっぱり難しいのかな…
不二先輩に聞いてみよう。
「すみません、中学校の定期テストって難しいですか?」
不「うーん、そうだね…苦手科目ある?」
「はい。数学と理科が難しくて既についていけてません。あとは英語が初心者なので不安ですね。」
不「そうか。じゃあ苦手科目の対策を中心にしつつ、得意科目の点数を上げていくようにすればいいと思うよ。」
「はい。ありがとうございます!」
不「フフ。頑張ってね。」
アドバイスもらったし、勉強頑張るとしますか。
そしてテストが終了した。
まぁ、そこそこだったかな。
今日はテストが明けてからの最初の部活だから皆張り切ってるな〜。
手「赤点取った者は今からグラウンド100周!行って来い。」
桃「スンマセン!」
河「うわー!」
菊「にゃっ!?なんでだにゃっ!」
赤点取った人は本当に走らされているよ。
ちなみにグラウンド100周を逃れた人達は打ち合いをしている。
そんなこんなで休憩時間になった。
乾「さあ皆、今日も元気よく一杯いこう!」
げっ!あれはいくら飲んでも慣れる気がしないわ。
「「「ギャー!」」」
皆倒れちゃったよ。
大「不味いっつってんだろうが!」
大石先輩が汁ギレしてる。髪が逆立って、ゴキブリみたいになってるよ(笑)
不「あー、美味しい。」
不二先輩は今のところ乾汁を飲んで倒れたことがない。しかも美味しいらしい。どんな味覚してるんだろう。
仕方ない、私も飲むか。
ゴクン
バタッ
菊「菜摘ちゃん!菜摘ちゃん!」
「ハッ!私また気絶しちゃったんですね。」
菊「大丈夫かにゃ?」
「大丈夫です。ありがとうございます。」
菊「そっか。良かったにゃ。」
「ところで菊丸先輩、100周走ったのに元気ですね。あっ、皆さんも元気ですけど、体力作りに力を入れているんですか?」
菊「俺はあまり体力ないからスタミナ強化してる最中なんだにゃ。そうだね、手塚の指導の元で皆体力作りをしっかりやってるにゃ。」
「そうなんですか。スタミナ強化頑張って下さいね!」
菊「ありがとにゃ///」
その時、私達の会話を聞いていた人がいた。
不「フフ、英二、あんなに楽しそうに二人きりで話して、抜け駆けはダメだよ。」
手「そういう不二だって時々二人きりで楽しそうに話しているじゃないか。」
不「それが何?手塚も菜摘ちゃんを狙っているのかい?」
手「ち、違う!恋愛などに現を抜かすなということだ。」
不「ふーん…」
手「なんだ、不二?」
不「まあいい。これから楽しみだね、フフ。」
なんと私の知らないところで逆ハーレム状態が幕を開けようとしていた。