Melancholy of Managers

□6話
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菜摘の場合

私が今年の行事で一番印象に残っているのは文化祭。特にテニス部による劇は本当に楽しかった。私は大道具と小道具を担当した。色々と大変だったけど、無事に公演できて、観客も満足しているようだったから、やっぱり皆と劇できて良かった。

その劇の内容↓

むかしむかし、あるところに国光という名前のおじいさんと不二子という名前のおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんが洗濯をしていると、その川から桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきました。

「白鯨!」

おばあさんは技を使って桃を取り、家に持って帰りました。そしておじいさんが技を使って桃を割りました。

「手塚ゾーン!」

すると中から男の子の赤ちゃんが出てきました。男の子は桃から生まれたので桃太郎と名付けられました。桃太郎はすくすくと育ち、鬼ヶ島へ鬼退治に行くことになりました。

「ニャーニャー!」

桃太郎がしばらく歩いている菊丸という名前の猫が寄ってきました。

「おっ!このきびだんごやるから仲間にならねえか?」

「ニャー!」

菊丸が仲間になりました。またしばらく歩いていると、今度は大石という名前の鶏が寄ってきました。

「桃太郎さん、お腰に付けたきびだんごを一つ下さい。」

「ぎゃー!鶏が喋るわけねえよな。喋るわけねえよ。」

「しかし現に俺は喋りましたよ。」

「マジかよ!まあいいか。きびだんごやるから仲間にならねえか?」

「ありがとうございます!仲間になりましょう。」

更に歩き続けるとまた声をかけられました。今度は乾という名前のメガネザルです。

「お前がそのきびだんごをくれる確率88%」

「おー、仲間になってくれるのか!?」

「良いだろう。」

ということで猫、鶏、メガネザルを仲間にした桃太郎は鬼ヶ島へと急ぎました。

その頃鬼ヶ島では…

「フシュー」

「バーニング!」

2匹の鬼が暴れていました。

「おい、暴れちゃいけねえな、いけねえよ。」

一行が到着しました。

「あんだと!やんのかコルァ!」

「上等だ、マムシ!」

海堂という名前の鬼がキレました。そして桃太郎も頭に血が上りました。

「バーニング!グレート!かかってこい、お前ら!」

河村という名前の鬼が棍棒を振り回しています。

「よーし、この菊丸様が鬼なんてやっつけちゃうもんね!」

「河村から棍棒を奪えば大人しくなる確率94%」

「よし行くぞ、菊丸!」

「大石となら相性ぴったりだにゃ!」

2人がかりで河村の棍棒を奪いました。そして河村は大人しくなりました。

「ハアハア…このままじゃ埒があかねえな、あかねえよ!頻繁に勝負できるように鬼ヶ島を出ろ、マムシ!」

「上等だ!」

ということで登場人物全員桃太郎と共に暮らすことになりました。

めでたしめでたし
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