小説1
□抱き締めててダーリン
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もぞもぞもぞ
隣で眠るルードの分厚い胸板に顔を押し付けて
「ん〜」
ぐりぐりと鼻を擦り付ける。
ぐりぐりぐりぐり
ん〜ルードの匂い〜
ぐりぐりぐりぐり
「・・・・レノ?」
ぁ、しまったぞ、と。
「・・・・起きてたのかよ、と」
誤魔化すことも出来ずに、顔を押し付けたまま小声で問い掛ける。
俺、今、顔、絶対、真っ赤。
・・・・う"ー恥ずかしいぞ、と・・・・
「今起きたんだが、何してるんだ?レノ」
恥ずかしくて仕方無くって。
がぷっ
「ぁっコラッ」
思わずルードの剥き出しになった肩に噛み付いてやった。