小説1
□天の邪鬼
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夕日が沈み街が静かになり始めた頃。
「ルードは〜?」
ティファの店のドアをカランと開けて、レノが顔を出した。
「ルードならまだ来てないわよ」
「なぁ〜んだよルード〜まだかよ〜」
カウンターにドカッと座る。
「ピヨちゃんは?」
「ピヨ?」
「クラウド」
「プッ」
吹き出すティファ。
レノも「イヒヒ」と笑った。
「まぁ私が相手しててあげるわよ」
「ヒマだかんなーこの店、と」
「・・・・殺すわよ?」
ニコニコニコニコ
「ご、ごめんなさい…汗…」
レノは身の危険を感じて身を丸くした。
恐るべしティファ。
ピヨも大変だなっと。
「毎日毎日飲みにくるなんて、タークスも暇ねー」
「飲まないとやってられないんだぞっと。うちには我が儘社長がいらっしゃるからな」
「あはは!ルーファウスは元気?」
「死ぬ程元気だぞっと」
ティファとレノが乾杯をして会話を楽しんで暫く経ってとき、店のドアが開いた。
「ぁっクラウドおかえりー」
「よーぅクラウドおかえりー」