小説1
□I wanna be your Dog
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貴方の指がゆるゆるの俺の穴、腸壁を擦る。
俺はもうそれだけでイキそうなのに。
「レノ、お前が愛しいよ」
なら下さい。
貴方を俺に。
快楽の底まで連れてって下さい。
「あぁぁっゃぁっ!しゃちょーっ」
まだ指先で俺を弄る社長。
俺はその緩やかな刺激に身悶えして涙と涎で顔をぐちゃぐちゃに汚す。
俺はたまらなくなって命令されてた姿勢を崩して社長のジッパーに手をかける。
「まだだ、レノ」
「ぃうっ」
ビンッ と鎖を引っ張られ、俺の身体は宙吊りになり膝が浮いた。
「ゃ、だぁっ…ちょうだい、ちょうだいよぅっ」
「お預けだレノ」
ゆっくり中心を撫でる社長。
裏筋を指の腹で撫でられて、爪を立てられた。
でも蓋をされたソコはいつまで経っても解放されないまま俺の欲望を溜めていくばかり。
「全く…いやらしい子だなお前は」
四つん這いになって、お尻を突き出しなさい。
そう命令されて、俺はまた後ろを向いて手をついた。
俺が動く度にジャラジャラと鎖が鳴る。
黒い絹のシーツがそれと擦れてしゃらりと揺れた。
与えられるだろう快楽に緊張を含み俺は貴方を待つ。