=金色のコルダシリーズ夢=
□=雨シリーズ= tukimori ren
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「うわ、降ってきちゃったよ、月森くん」
「・・・そんなことはいわなくてもわかる」
「どうしようねー・・・」
空を見上げるとまだ小雨ではあるけど空が真っ黒だった。
これは・・・ざーっと来そうな感じかな・・・
「・・・今さっき雷が聞こえた。・・一雨きそうだな。」
「え、うそ。ぜんぜん聞こえなかったけど」
「そうか。」
「楽器、ぬれたら困るから、走って帰る?」
学校からしばらく歩いてしまったし、これなら家に走ったほうが最短っぽい・・・かも。
って思ったのもあるし月森くんとこれ以上二人で過ごすのが気まずいのもあっていったんだけど。
「・・・雨がしのげる店か何かで待つのが無難なんじゃないか?」
と思いっきり「何いってるんだ」みたいな目で見られた。
ここは諦めるしかないか・・・・
「私、この近くに喫茶店知ってるよ、そこにしようか?」