放課後DAYS
□Bいざ、Z組
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とうとう、今日という日が
来てしまった。
今まで、通ったこともなかったくらい、A組から離れた教室。
3年Z組。
そのドアの前に私は立っている。
どうして、このクラスだけが、
こんなにも他の教室と離れているのか、私は知った。
とにかく、煩い。
まだ朝だ。
いろんな学年の生徒が門をくぐり、学校に入ってくる。
私の感覚としては、
朝はまだ眠いしダルい。
元気が出ないのが普通だ。
なのに…なんなんだ?
このZ組という学級は。
数メートル離れたところからでもわかる煩さ。
叫ぶ声、怒鳴る声に泣き声、
何かを殴る音や割れる音。
学校とは思えないような音が、その教室から響いている。
それとも、朝元気が出ないのなんて、私だけ?
え?
何、そういうことなの!?
というか、この人達に囲まれたら、完全に終わりじゃん!!
そんなことを考えて、3Zのドアの前に突っ立っていると、背中にドンと誰かがぶつかった。
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