リクエスト

□ぺんぎん様
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「シュージン……ッ、もっと、キス………!」
「はいはい」

お互いの体温が熱い。
冬で、風呂に入ったばかりだというのに汗が身体を伝って不快だった。また風呂に入らないとななんて頭の片隅で思う。
最高は秋人の身体に腕を回して強く抱き締め、もっとと促すように秋人の頬にキスをする。
珍しく最高に誘われて、秋人もかなり興奮していた。
いつもは秋人が何度も懇願をしてやっとヤらせてくれるのに、今回は最高から誘いを持ち掛けてきたからだ。

お互いに求め合うように深いキスを繰り返す。
息苦しくなって口を放しても、最高がそれを許さない。
唯一の恥じらいで服は半脱ぎだが、逆にそれが秋人の情欲をくすぐった。

「ぁッ、ちょっ……、痛いってば、んぅ、ばかっ」
「ワリ。なぁ、サイコー? 今日はやけに積極的じゃね?」
「ふっ……、悪い、かよ……っ」
「全然」

最高の乳首を少し乱暴に弄りながらそう言うと、最高は秋人の手をつかんで自分の下腹部へと持っていった。
ズボンは中途半端に脱がされているだけで、トランクスはまだ履いたままだ。
けれどそれはもはや意味をなしていなかった。
最高の陰茎は既に芯を持ち、先端から溢れた先走りがトランクスをいやらしく濡らしていたから。

「なんだ、もう勃ってんじゃん」
「……ッ、シュージンこそ、」
「…………ははっ」

ぐりぐりと股間を足で押されて、秋人は顔にこそ出さなかったが相当興奮状態にあった。
いつもの最高はもっと恥じらいがあって、というか、ぶっちゃけそこらの女子よりも少々あり過ぎな気がするが、そんな最高が秋人は好きだった。
だが、今の最高は何故かいつもよりも色気がある気がする。
そんな最高は正直言って、

「………マジ可愛い」
「は? つか早くしろ……ッ」
「ッ、了解」

足に力を入れられて息が詰まった。
仕返しと言わんばかりに最高の陰茎をトランクス越しに強く握ると、最高は目を伏せて与えられる快感に従順に声を上げた。
いつものように口を手で塞ぐわけでもなく、むしろ腰を揺らして秋人を煽る。

「あっ、あっ………! シュージン………ッ、ン、もっと……」
「もっと、何? ちゃんと口で言って」
「ふっ、………もっと強く擦って……ッ」
「ん」

いつもなら言わないような最高の言葉に、秋人の中心に熱がどんどん集中していく。
小さく息を吐くと、目敏くそれを見ていた最高が身体を捩り、秋人のそれを衣服越しに触った。

「シュージンの、でか……」
「サイコーがエロいせいだな」
「お互い様だろ」
「はは」

最高は秋人の陰茎をズボンから引きずり出すと、秋人に抱き付くようにして自分のと秋人のを擦り合わせた。
お互いの先走りが混ざってぐちゅり、と水音がする。

「ぁッ、きもちい……ッ! や、シュージン……、」
「ッ………! そんな可愛い声出すなよ………!」
「俺、そんな声………っ、出してな、あッ……ぅ、」
「だから………っ、もう、やば……」
「ひッ、や、指ぃ……、一気に無理ッ……!」

最高はほとんど秋人にしなだれかかった状態でいやいやをする様に頭を振った。
その時にまだ湿ったままの髪からシャンプーの香りがふわりと秋人の鼻腔をくすぐった。
必死に顔を秋人の胸に押し付けて声を抑えようとする最高にもっとひどいことをしてやりたくなる衝動に駆られる。
一気に二本挿れていた指を三本に増やそうとした時、最高が身じろぎをして秋人を見上げた。
今にも涙が零れそうな瞳とかち合って思わずびくりとしてしまった。

「シュージン……、挿れて……、はやく……」
「でも、」
「んぅ……ッ、ゃ、おねが……ぃ、ねぇッ」

最高が陰茎を擦り付ける度に腰が揺れ、秋人が指を動かさなくても中で指が擦れて最高は声を上げながら秋人に懇願した。
そんな最高のお願いを無下になど出来るわけがなく、秋人は指をずるりと引き抜くと、興奮した様子でチャックを下ろして自身を取り出し、ちゅっと軽くキスをして最高の細い腰をつかんだ。
最高を膝に乗せる形で支え、がくがくと震える彼の太股を見つめながら秋人は挿入を開始した。

今までに何度こうして身体を重ね合わせたかわからない。
だから、最高の一番感じるところも把握しているし、奥を突けばすぐに達してしまうことも知っている。
挿れてすぐに最高の前立腺を突くと、最高は涙を流して高い声を上げた。
秋人の首にしがみついて必死に快感に堪えようとする最高が可愛くて、秋人は挿入したまま最高を押し倒して組みしいた。


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